不登校から閉じこもりへ

 あいち県民教育研究所(あいち民研)の教育実践研究部会の例会に出た。3つの報告があった。そのうちのひとつ、小学校から不登校になっている男子生徒Aは、頭脳はそんなに悪くはないがずっと学校に行っていないので字が書けない。彼が中3になったとき、久しぶりに登校してきて高校へ行きたいと言い出した。公立の通信制なら、と勧めた。それからがたいへん。担任は手取り足取りで入試科目の作文を特訓した。結果合格はしたが、電車で遠くまで通わなければならないので通信制の高校へも行けなくなった。そして今は閉じこもりになっている。母親がクレーマーでどうしようもないことを学校に要求してくる。Aもその母をうっとうしく思っている様子。
 Aをきちんとした青年にするにはどうしたらいいか、とAの面倒をみている前の担任は問題提起した。
 母親から切り離すことが必要だ、通信制なら彼の状況を話せばわかってくれて又1から教え直してくれるはず、卒業をしてもう関係のないAをなにかと気にかけている報告者の熱心さに頭が下がる、などの意見が出た。
 しかし、閉じこもって外からの話しかけに応じない以上どうしようもない。結論のでないまま討議を打ち切った。Aのような子は他にもたくさんいるだろう。日本の教育のせいなのか、社会の問題なのか、親の責任は少しはある。子どもの責任ではない。学校の責任はどうか、教育のあり方はどうか、これからも考え続けなければならない問題だと思った。

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