マスクと防空ずきん

 小学校へ入る少し前のことだから1943,4年頃のことだろうか。母が着物の端切れを使って防空ずきんを縫っていた。中に入れる綿はこれも古い綿入れのどてらなどから取ったものだろう。小さい頃のことなどで詳しいことは知らない。その防空ずきんは衣服と一緒に枕元において寝た。空襲警報が発令されるとすぐの着替え、かぶって防空壕へ避難できるようにと。
 妻がマスクを作っているのを見て第2次世界大戦末期のことを思い出した。妻はガーゼだけでなくいろいろな布を使って作った。人に頼まれたものもある。ミシンを使って簡単に縫い合わせた。母は我が家にミシンがなかったからすべて手縫いだった。
 新型コロナウィルスが75年ほど前のことを思い出させてくれた。戦争もコロナウィルスの流行も2度とあってはならない。コロナウィルスの流行はまだ収束してはいない。

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