前立腺癌

 今日は私にとって記念すべき日になるかもしれない。協立総合病院の泌尿器科で主治医から調子がよいからこれからは薬はなしで注射だけにしましょう、と言われた。
 一昨年3月29日に前立腺癌を宣言された。その後、前立腺癌が転移し易い骨盤と脊髄を調べてもらったが何ともなかった。それがわかったのが4月26日のこと。5月10日からホルモン療法が始まった。注射と薬で癌をおとなしくさせるためだ。手術とは違う、癌を撲滅するのではない。6週間に一回の診察とそのたびに薬をもらう。注射は12週間に一回。ただそれだけを今日まで続けてきた。真面目に。 
 12週間毎に血液検査。最初4.7あったPSA値が昨年前半から、1を切るようになった。PSA値が4以上になると癌の疑いがあるそうだ。4以下でも癌の発症はあるし、4以上でも癌の疑いのない場合もある。私は検査の結果癌が見つかって、上記のような治療が始まった。
 昨年の8月7日の検査で数値が0になった。それ以来、11月、今年の1月、4月の血液検査で0のまま。前回、医者が次回も0だったら薬はやめにしましょう、と言った。今日は、だから、どんな結果が出るだろうと心配していた。幸い、前回の血液検査の結果も0だった。
 今日は、注射だけだった。癌が完全になくなったわけではないからこれからも12週間毎に注射は続けなければならない。6週間毎に診察を受けなければならない。このまま何もないといいが。
 この注射が痛い!おへその横を太い針で射して液を注入する。私の場合はこれが効果を現しているようだ。値段も高い。今日は7,130円だった。他に診察料と尿の検査料を含めて7,210円。これに薬を入れると1万円いるが今日からはこれだけですむ。この医療費のおかげで税金の還付が受けられた。高額医療費が戻ってきた。全支出のごくわずかに過ぎないが。
 薬から解放されただけでも大助かり。よく効くが副作用がひどい。いちばん困ったのは「のぼせ」だ。時無しに顔がほてってきて頭に汗が出る。上半身にも。ハンカチでは間に合わない。タオルがいつもいる。薬局からもらう薬の説明書には、「乳房が腫れる・痛む、ほてり、性欲低下、勃起不全、…うとうとする、…」などの副作用がたくさん書いてある。この中の「ほてり」にいちばん悩まされた。いや、まだしばらくは続くだろう。注射の副作用もあるかもしれないから安心はできない。 ホルモン療法は男性ホルモンをおさえる療法だ。前立腺癌は男性の癌。だから男性ホルモンをおさえて直すのだ。女性ホルモンで癌を抑えるのかも知れない。苦痛はないがもう一つの大きな副作用がある。ホルモン療法のおかげで身体が女性化したためだろうか目に見えないところの毛が薄くなる。すね毛はなくなった。つるつるだ。マッサージ師が驚くほどだ。「薬を飲まなくなったら又生えてくるでしょう」とマッサージ師は慰めを言うがこの年だからそれは期待できない。画像
 他にも高血圧、高尿酸血症、糖尿病の薬を飲んでいる。だからこれらが作用しあって複合副作用が私を悩ませているかもしれない。1週間もたったら薬の副作用はなくなるだろう。なくなるはずだ。なくなってほしい。
 前立腺癌を宣告された時、驚きもしなかったし、これで人生はどうなるかなどと思ったこともなかった。風邪と診断されたと同じだった。日常生活には何の影響もなかった。これからどうなるかわからない。
 いずれ、闘病記というほどのものではないが経過報告を書こうと思っている。

 この花はペンステモン。幾つかの種類があるがこれはハスカーレッドという種類ではないかと思う。写真からの想像だからあてになはならない。

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