ALSの悲劇

 筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者が顔も知らない二人の医者から薬を盛られ「安楽死」したというニュースが話題になっている。かかったら治らないという病気だから、前途を悲しんで死にたいと思うことがあっても不思議ではない。しかし、この病気にかかっても国会議員であったり、会社の社長であったり、と活躍している人も少なからずいる。
 大久保巳司(おおくぼみつし)さんもその一人だ。大久保さんは大学時代は学生運動や青年運動にかかわってきた。しかし、いまはALSで設楽町の「キラリントープ」という療養施設に入っている。そして、短歌と俳句つくりに精を出している。長岡努というペンネームで中日新聞、しんぶん赤旗、愛知民報に投稿している。中日新聞の「平和の俳句」では優秀賞を受賞した。
 私は大久保さんとは面識はない。しかし、私も愛知民報には毎月投稿しているのでお名前だけは存じていた。大久保さんが愛知民報の短歌の選者である小平孝常氏の援助で今年の3月に短歌集を発刊された。2014年1月から20年2月まで、毎月3~4作品が掲載されている。
 「病む我を支え生ききし卒寿なる母によきことあれかし令和」(2019年9月)、「正月は食べたかりしよくのびる父がつきたる我が家のお雑煮」(2020年1月)のように両親をうたった作品、「はるかなる鶴舞公園友君といて歩いて帰りし赤旗祭り」(2019年2月)、「平和とは即ち九条青き空病む身に無縁の改憲談義」((2019年5月)、「三百億の税には頼らぬ共産党自前の財政保つは草の根」など憲法九条改悪反対や日本共産党の活躍をうたった作品が収められている。
 難病を患っていてもがんばっている人は多い。支える人がいることが大きな力になっている。支える人の励ましでベッドにいてもやれることを見つけ生きがいとしている。ニュースになっている「安楽死」をした人には家族はいなかったのだろうか。何かと手を差し伸べる人はいなかったのか。
 自分自身を振り返ってみると、趣味は多い。しかし、寝たままになったときに生かせる趣味は、と考えるとさて・・・。幸い、友達がいる。子どもはいないが妻はいる。弟妹がいる。孤独ではない。まだまだ世の中のためになることが少しはやれそうだ。
 「大久保巳司 短歌集」についての問い合わせは、小平孝常さんへ(電話090-2687-0119、 fax0561-83-7859)。代金は送料込みで1,000円。

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この記事へのコメント

大吟醸
2020年07月25日 17:28
祖父の 妹に当たる方が 子供に恵まてず 障害があっても 自分の子供が欲しいぜえも と 死ぬまで言ってお見えでした。織田信長は子供が沢山存在したが 家来の豊臣秀吉上手に上手にかすみ取られ その秀吉は天下が取れたが 譲事が出来なかった。上手く行かないね