永井隆博士の先見性

 「赤旗文化セミナーの楽しい英語」教室で、今日と来週は永井隆著「鳩と狼」~『いとし子よ』の英語版をまた日本語に訳す授業をしている。普段の中高生程度の内容と違い単語も文法項目も難しい。幸か不幸か原文を読んだことのある生徒さんはいないので授業が成り立っている。
 1948年に書かれたこの文は息子と娘にあてて書かれている。「私たち日本国民は憲法において戦争をしないことに決めた」、「日本をめぐる情勢次第では、日本人の中から憲法を改めて、戦争放棄の条項を削れ、と叫ぶ声が出ないとも限らない」、「もし日本が再武装するような事態になったら、そのときこそ、誠一(まこと)よ、カヤノよ、たとい最後の二人になっても、どんな罵りや暴力を受けても、きっぱりと”戦争絶対反対”を叫び続け、叫び通しておくれ!」、「敵が攻め寄せたとき、武器がなかったら、みすみす皆殺しにされてしまうではないか?ーーーという人が多いだろう。しかし、武器を持っている方が果たして生き残るであろうか?武器を持たぬ無抵抗の方が生き残るであろうか?…」等々、現在にもそのまま通用する内容が随所に書かれている。
 永井博士の先見性に感心する生徒さんもいる。九条の会の街頭宣伝にそのまま使える内容だ、と私は思う。生徒さんは、難しい、急に難しくなった、と言いながら日本語訳に挑戦している。この教材をパソコンで打ったついでに、余白に「長崎の鐘」(サトウハチロー詩、古関裕而曲)を載せた。この歌を知っている生徒さんがいるだろうか、歌える人がいるだろうか。

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