平和

 年が新しくなって新聞各社は新しい企画で紙面を充実させようとしている。中日新聞の「平和の俳句」がいい。
昨年来、読者から募集した句から金子兜太といとうせいこうが毎日一句ずつを選び、コメントを書いている。今日の句は「合掌す穴にひっそりみづあふひ」(東京都江戸川区・吉田ゆきゑ(86))だ。2人の評がおもしろい。いとうせいこうは、「どのような穴か、読むもの次第。爆撃の穴か、人の心にあいた空隙か」で、金子兜太は「爆撃されたわが家の穴に水葵の紫の花。戦争は嫌です。平和を」と。私は沖縄のガマを連想した。読む人の年齢により「穴」の解釈に違いがあっておもしろい。若い人はどう連想するだろう。若い世代が「平和」になんか関心がない、まして「穴」から平和を連想することなんかできない、という人も多いだろう。そうかもしれない。が、このシリーズで選ばれ元日付に載ったた第一作は愛知県の高校生、浅井將行くん(18)の「平和とは一杯の飯初日の出」だ。記事によると、戦中のきびしい生活を経験したお年寄りから、日常の平和を願う幼い子まで広い年代からの投句があるとそうだ。いずれ、一冊にまとめて出版されることを期待している。
 関連してもう一つのシリーズ、「戦後の地層」も期待が持てる。戦前、戦中そして今、反戦・平和をいろいろな形で訴えた或いは訴えている市井の人々を発掘して紹介している。
 こういう記事を連載できるのも社長が安倍さんと会食していないからだろうか。

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