見晴台学園大学合宿

 見晴台学園大学には「現代教養演習」という科目がある。学長が担当している。「絵本の中で『病気と障がい』を扱っているものをさがし、読み、コメントする」というのが課題だ。コメントするにあたっていくつかの条件が出されている。1.概要 2.選定理由 3.本の中で自分が注目したところ 4.みんなから(今までの授業で)出された意見 5.思ったこと気づいたこと をまとめる。
 昨日「中間報告」が合宿で行われた。学生は3人だけだからわざわざ合宿で行わなければならないことはないが親睦、息抜き、忘年会などかねてのことだろう。会場は美浜の民宿。私ももう1人の先生と招かれ「学習会」で講義をした。テーマは「教養のと人生」。
 Aさんは、「たっちゃん ぼくが きらいなの」を選んだ。自閉症のたっちゃんとうまく関係が結べないぼくがいろいろな出来事を通して自閉症とたっちゃんを理解できるようになるという筋。字を読むこと、書くことに障害のあるAさんが苦労して読み苦労して書いたレポートに拍手。
 Iくんはクラシックが大好きで実に詳しい。選んだのが「ベートーベン古典は音楽を完成したドイツの作曲家」。20代後半から難聴になり、それにもかかわらず数多くの名曲を作ったベートーベンの苦労と努力をうまくまとめた。いくつかのエピソードも紹介した。
 Hくんは「かっくん どうしてボクだけしかくいの?」を選んだ。アメリカの作家の作品で乙武洋匡訳の絵本。丸い架空の物体にひとつ(1人)だけ四角が混じっている。仲間の中での位置は低いがある時ひょんなことで彼の実力が認められるというもの。「みにくいアヒルの子」を思わせる。「自身が障がい者である乙武さんが障がいを特別視してほしくない」と思って書いたのだろう、とHくんは言う。
 3人とも実によく読み、感想をしっかりと発表できた。サブティチャーのO先生が、「何で絵本?大人なのに・・・」という題で自分が子どもの頃に読んだ絵本とそれにまつわる衝撃的なエピソードを紹介し、絵本の読み物としての価値について話された。
 夕食後私たちが担当する学習会。「教養と人生」という大きなテーマには足がすくむが、難しいことではなく自分のことを素直に話そうと思って自分の多くの趣味から2つだけと取り出して話した。お面の収集とマンホールの写真を撮ること、について話した。こんなことが教養とどう関係するのかと聞かれても答えることはできないが参加した人は学生も先生もへーと関心てくれた。変わった趣味を持っている人がいるということをわかってもらえたらそれでいい。

 海が近いから大きなハマチの刺身と鯛の塩焼きが美味しかった。
 今日は、常滑の焼き物の道を歩いた。時々雨が降ったが大降りにならずに散歩を楽しむことができた。

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