同姓

 電話が鳴った。出ると、「**ですが、お届け物を持ってきました。今玄関にいます」とのこと。インターホンは鳴らなかった。故障したのだろうか、と思いながら、「直ぐ行きます」と玄関に出た。戸を開けても誰もしない。いたずらだろうか。外へ出て周りを見回してもそれらしい人はいない。念のため道まででて隣近所を見回した。西隣の門の前に自転車が止まっている。もしかして、私が出るのを待ちくたびれて隣へ先に行ったのだろうか、と思って隣の玄関先まで行った。女性がじっと立っている。声をかけた。「今、電話をかけたのはあなたですか」。相手はふしぎそうに私の顔を見る。「ええ、そですが」、「私は△▲で、ここは□□さんです」。その女性は手帳を出して確かめた。「あぁ、ここが□□さんで、電話番号は・・・・・、お宅が△▲さんで…。間違えました。すみません。□□さんに用があって来たのですが、お留守のようで」。
 田舎町なので同姓は多い。隣は○○□□、私は○○△▲だ。彼女の手帳には電話番号が正しく書いてあったが、一行間違えてかけたのだろう。町内の我が組は11件。苗字は4種類だけ。年末に超してきた人がいるので4種類になった。だから、名前で呼び合うのがふつだ。回覧場の署名欄にも名前だ。
 私は電話をかける時たいていの場合、姓名を名乗る。同姓が他にもたくさんいるからだ。姓の数が少ないという韓国や中国ではこのような混乱がたくさんあるのではないだろうか。

この記事へのコメント

大吟醸
2013年01月30日 14:47
横江と横井は 先祖が同じでどちらかが江と井を変えたらしい。

あと

半田の方だが 成田なりた 成田なるた これも「なるた」読みが「なりた」に変えた人が多い 坂野さかの 坂野ばんの 三河地方は、さかのが多い尾張に来てばんのに読み変え 二村にむらと二村ふたむら
中国では清朝の皇帝の苗字 満州語では愛新覚羅だが漢語では金一文字で表現 中国の金さんは満州中国東北地方の人が多く愛新覚羅から金に改名した。

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